次は、三献の儀いわゆる三三九度です。
巫女が杯にお神酒を注ぎます。
順序としては
新郎→新婦 第1の杯
新婦→新郎 第2の杯
新郎→新婦 第3の杯
3×3で9
よって、三三九度です。
このシーンは、時間的には長いです。
しかし、この場面は新郎新婦から外さないで下さいね。
よく、長くて飽きてしまい新婦の親や親族などにカメラを動かしてしまいがちです。新婦が杯を口元にもってきて、それを両親がじっと見つめているシーンが撮りたいでしょう?
しかし、ここは余計な事をしないで、じっくりと終わるまで新郎、新婦を撮りましょう。
ズームアップやダウンは構いません。
こういう場合、2カメならいいですね。1台は新郎新婦をとらえておいて、もう1台の方でジッと見守っている両親を撮ります。そして、編集でピクチャーインしてやれば良いわけです。こんな映像だったら、きっとお二人も喜ばれると思います。
ワンカメ(1台)で撮るのであれば、やはり盃に9回口を付けてナンボですからね。
そっちをメインに撮りましょう。と、いうのが私の考えです。
これが正しいと言うわけじゃないです。要は、皆さんがいいと思う撮り方をすればいいんです。
ここで問題になるのが、巫女さんが、かぶってしまう場合です。巫女さんは(巫女に限らず?)撮影の事は、ビデオ撮影の邪魔になるなんてことは・・・考えておりません。
じゃぁ、どうします?
躊躇しないで移動しましょう。とはいっても無理に移動はしないで下さい。うろちょろされると嫌がります。
第1の杯は巫女さんが、新郎にお神酒をついているところのアップから始まります。手元のアップです。お神酒をチョン、チョン、ザーと、注ぎます。
注ぎ終ったらアップからズームダウンして二人を入れます。
次、新婦ですね。
画角はそのままでいいでしょう。
第2の杯です。
新婦が杯を口元に持っていくのに合わせてズームアップで新婦の表情をとらえます。思いっきり、どアップでもいいですが、画角に注意してくださいね。
当然、角隠しは画面から切れます。それでいいです。
目先は空けてくださいね。寸詰まりになりますから。それと、首切りにならないように注意してください。
ん~、画像があればわかりやすいんですが。
追々、画像を使って説明しますね。顔はぼかしを入れるかもしれませんがそこはお許しを。^^
新婦が終わったらまた広角に戻します。
次、新郎です。
新郎もアップしたいですか?
いいですよ。
でも、次の杯の時にしましょう。(笑)
なぜ???
新婦でアップして広角にもどし、また新郎をアップでは、せわしい映像になります。なので、次の杯の時にするんです。
第2の杯が終わったら、今度は新郎からです。この時にアップにしましょう。
新郎が済んだら広角に戻します。
そして最後は新婦です。
もちろん広角のままです。
これで三三九度は終了です。
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