プロのビデオカメラマンであれば、大多数はバックアップは撮っていると思います。中にはバックアップ無しで撮ってるプロの方も見うけられます。
「バックアップ?なにそれっ!」って方もいるかと思いますので、少しお話しますね。
ビデオカメラやスチールカメラは精密機械です。パソコンと同じですね。
わかりやすく、パソコンのバックアップを考えて見ましょう。
データ等をバックアップする最大の理由は、、データ消滅を防ぐためです。パソコンは精密機械なので、どこでどうなるか分かりませんし。
そこで、万が一の為にバックアップを取ります。大切なデータ等はPC本体のハードディスクとは別のメディアに複製しておくのがバックアップですよね。
ビデオや写真も同じです。いつ機材がだめになるか分かりません。じゃ、ビデオや写真はどうやってバックアップしてるのか?
機材やダメになるパターンによってちがいますが、ビデオカメラの場合、メインカメラの映像はメディア1は常時録画、メディア2は録画、停止連動と2つのメディア(SDカードやCF等)を使い撮影しています。
カメラのメインメディアがエラーや、突然だめになっても、もう片方の録画機能が働いているので、そのまま撮り続けられます。
それと、もう一台のカメラを設置しておくという方法もあります。
今話したのはハード面ですが実はもっと大事な事があります。
それは・・・操作ミス!です。
えっ?プロなのに操作ミス?と、お思いでしょうが、プロである以前にひとりの人間ですのでミスもあります。
どのようなミスかと言うと、録画してると思ってても録画スイッチがOFFだったりする事があります。
ビデオ用語で、「逆タリー」といいます。
カメラの液晶画面内に、録画ON時のランプがあるのですが、他の機能の表示やランプと並んでいるため見落としがちになる機種があるのです。
「逆だ!」と思った瞬間青ざめます。冷や汗が、背中を流れるのが分かるくらいです。(笑)
どこで逆になったか分からない場合もありますから、頭の中真っ白になりますね。
撮りなおし出来ないし、撮れてると思ったところが映っていないかもしれないのですから。その事がずっと引きずって、その後の撮影は結局めちゃくちゃになってしまったりします。
ここでバックアップがあれば、一瞬は青ざめますが、気持ちの立て直しは早いです。編集時に、撮れてないところは、バックアップのデータから取ることができますので。
実は大きな声では言えませんが、私も経験はあります。
このミスは、急いでいるときや、慌てている時、焦っているときに起きがちな失敗です。
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