その昔、お客様から、挙式の様子を受付に設置してあるTVで上映したいとのご要望がありました。
要は、Live上映です。
「撮って出し」なんてもんではありません。リアルタイムなので、撮って出しより、時間ないです。^^;
もちろん、ご要望は叶えましたよ。
当日は、婚礼日和でしたので、スタッフも付けず、自分一人でこなしました。事前に配線とかの手間はかかりましたが、喜んでいただけました。
皆さん、見せられますか?リアルタイムで。
「編集なしでは見せられないなぁ~」と思う方が多いのではないでしょうか?
では、質問です。
編集ってなんでしょうか?
ちょっと考えて見てください。
- 見栄えの良い作品にする?
- 時間内に収める?
- 効果を利用してメリハリを付ける?
ん~、どれも正解ですね。あとは、なにかありますか?
ハイ、気づいた方もいるかと思いますが、カットする事です。
不要部分をカットする事が必要になります。
その昔、リニア時代に編集をやった人ならば理解できると思います。いかにカットを少なくして、作品を作るか?がカギでした。
だから、カメラワークを慎重にせざるをえなかったんですね。
多くの方がプロは「さぞ、特殊な編集をしているんだろうなぁ?」と思いがちですが、カット編集がちょっと上手いだけで、あとは皆さんと変わりないんです。
で、「編集なしで見せられるか?」って事については、この不要部分を撮らなければいいわけです。
「どこが不要かわかんない?」
そうですね。
撮影してみないと、どこが不要か分からない事もあります。しかし、このような場合は、カメラマンの感性が必要になってきます。
ここは必要でない!と思ったところは必要でないんです。(キッパリ)
でなければ、録画スイッチの入り切りなんてできません。あとは、逆タリーと、音声さえ注意すればさほど難しいものではありません。
ただし、ブレブレはだめですよ。(笑)
一度、「編集しない!」と決めて撮ってみてください。
いろんな気づきがあると思います。
今日のポイント
- 「編集なし」と言う心構えでカメラワークを考える
- 必要だと思うカットは自信を持って撮る
- 音声に気を配る
- ブレには注意!
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