結婚式での挙式、披露宴を撮影する時は、次のシーンを予測して早め早めのベストポジションを確保する事を以前書きました。実際に結婚式を撮影された方、これやりましたか?
今後、撮影予定の人は、このことを、頭に入れておいて下さい。
私は、ビデオも、スチールカメラ(スナップ)もやりますが、ほかの人は一般に動くのが遅いような気がします。
今まで自分が思ったポジションを先に取られたことは、数えるほどしかありません。(かなりの回数をこなしいるにも関わらず)
素人の方なら不慣れもあるかと思いますが、プロでさえ遅い方がいます。
では、なぜ早く移動しなければならないか?
スチールにせよビデオにせよ、結婚式ではベストポジションの範囲は、ある程度決まっているものです。
そこでないとダメという事ではないのですが、そこが一番安心して撮影できる場所なんです。
例えば、ケーキカットのシーンでは、通常新婦側から撮ります。
新郎側から撮ると、新郎が手前(背の高いほう)になる事によって、バランスをとるのが難しくなります。
そんな事を考慮して、早めの移動をおすすめしています。
それともうひとつ。
早めに移動する事によって、次のアクションに入る余裕ができます。
この余裕が大切です。
慌てると、事故のもとです。結婚式には、何があるかわかりませんから。
先月、知合いのスナップ写真を撮ってきました。ある事情で、ビデオは違う人(多分プロ)が撮影していました。
ポジションへの移動は、私の方が速かったです。(笑)
当たり前だと思いますか?
一般にスナップカメラマンより、ビデオカメラマンの方が移り方は、すばやいです。
普通に考えるとスチールの方が動きやすい分、速そうに思えますよね。しかし、実際はビデオカメラマンの方が速く動きます。
ビデオは動画で、音声も入りますからモタモタしていられません。スチールは一瞬ですから、その一瞬に間に合えばいい訳です。
そんな気のゆるみから、ビデオに先を越されてしまうんですね。
ギリギリにポジションへ移動するより『待ってるくらいで、ちょうどイイ』のです。
だから、必要なシーンを撮ったら、サッサと移動しましょう!
今日のポイント
- 常に次のシーンを頭に入れておく
- 常に余裕をもって移動する
- 必要なシーンを撮ったら、サッサと次のポジションへ移動する
コメント